願わくば

 

歳を取るたびに 大人になるたびに

 

伝えられないことが 多くなって

 

本当の気持ちは 心のどこかに閉まったままで

 

何がしたいのか 何のために生きているのかすらも

 

わからないまま 今日をこうして生きている

 

同じことの繰り返し 一秒が一秒じゃなくなる瞬間

 

当たり前とは何なのか 何故今を生きるのか

 

考えるだけで 胸が苦しくなる

 

明日を迎えるのが怖くて それでも時間は過ぎてしまって

 

誰かのために なれるのなら

 

この手も足も 目も臓器も全部

 

明日を望む人たちに 全部全部渡したらいいよね

 

もう充分幸せだったし 不幸せだったな

 

生まれ変わりだとか 蘇りだなんて求めてないから

 

最後くらいは 好きにさせてよ

 

ずっと願っていた ことなんだ

 

私のただ一つの 夢だったんだ