この夜を私は知っている
誰しもみんなさ 辛いことだってあるし
悲しいことを たくさん抱えてる
それが全部 悪いことではないんだよ
みんな 一緒なんだから
それでもさ たった一人の人が
そんなことないよって 辛いことなんかないよって
そんな悲しい事を 平気で言ったら
貴方の気持ちも 私の気持ちも
どこに行ってしまうの わからないよ
何気ない言葉一つで 誰かが傷ついたり
何気ない笑顔一つで 誰かが一緒に笑ったり
簡単なようで 難しい
自分の気持ちも 上手く言えないのに
ちょっと我慢すればいいやって そう思ってたら
何にも お話できなくなってしまった
自分の事を 話すのって難しいね
あんなことしたよとか こんな楽しいことあったよって
言える人がうらやましい 私にはできないから
また 前と同じ自分に戻っているのかな
何が本当の私か いつの間にかわからなくなってた
せっかく貴方の笑顔で 元気になれたのに
せっかく貴方のおかげで 動けるようになったのに
なんでこうなっちゃったんだろうな なんでだろ
終わらないものなんて 無いほうがいいと思っていた
あの時感じた幸せも 昔よく遊んでた公園も
たくさんの人との繋がりも 死んだ大切な人も
全部終わらなければいいと 思ってた
でもね 終わらないものなんてなくてよかった
貴方の今抱えてる その痛みも
いつかちゃんと終わる 終わるから
だから 悲しくならないでなんて言えないけれど
自分の事を 嫌いにならないで
貴方の事をよく知っているのは 貴方自身だけれど
貴方の味方になれる人は 貴方じゃなくすぐ傍にいるから
自分ひとりじゃないって事 忘れないでください
もう十分です 苦しくなるのは
たくさん泣いたし 偉かったよ
もう十分です 優しくするのは
だって貴方はもう 優しいんだから