2017-01-01から1年間の記事一覧

不燃物

帰り道が分からなくなった 遠い夏の日をふと思い出した 見慣れたはずの町並みなのに いつも歩いていた道だったのに どうしてか帰れなくなって 歩けなくなって 公園のブランコで 一人静かに揺れていた 誰にも分からない そんな話で 誰にも分かってもらえない …

伝えたい事はたくさんあるのに

痛みっていうのは 誰かに押し付けるものじゃない 傷が自然と治るように 痛みも自然と治るもの そう言ってくれたあの人は 今どこで何をしているのか 私もわからなければ あの人自身もわからないだろう でもね その言葉は忘れてはいない 今も心に深く深く 刻み…

人の痛み

たった それだけのこと でも それだけのこと あの子が落とした 飴玉も ずっと待ってた あの人も 無くならない 記憶も 朝が来て 夜が来ることも 小さな 傷も 汚れてしまった 身体も たった それだけのこと でも それだけのこと 変わらない毎日は いつまでも変…

孤独を望んだはずなのに

さよなら程 悲しい言葉は無いけれど 言えなかったら 後悔する 二度と会えなくなったら 悔やんでも悔やみきれない だから私は さよならをする 私のために 貴方のために

命が止まる音がした

誰かのために 傷ついて 誰かのために 泣いて 誰かのために 喜んでは 誰かのために 死んでいく いつの間にか私は すり減ってなくなって あの景色も あの雲も いつの日か出会った 大切な人も 全て 失っていく 何もしなければ 誰にも合わなければ 傷つかなくて…

生まれてすぐに壊れて消えた

少しばかり 遠回りをしていた 何でもないことだったのに 何にもないことだったのに いつの間にか 進む方向を間違えたみたいで 誰もそんなこと知らないし 誰にも教えてなんかないし いつか一週廻って 笑い話になるねなんて 本当は 信じていなかったよ 落ち着…

貴方は貴方を

信じる事なんて 傷つくだけだったから 今まで誰にも してこなかったけれど 悪くないのかも しれないな たった一人の 貴方になら

ずっと前から

優しさに 気付けたのなら 貴方に 触れることが出来る 優しさに 気付けたのなら 貴方に 優しくすることが出来る 優しさに 気付けたのなら もう誰も 傷付けなくて済む 正直になるって 難しいことだね 優しさに 気付けたのなら

本当のこと

一度でいいから たった一度でいいから 大勢の人の真ん中で 歌を唄いたい それが私の 夢だった その夢が叶ったら 生きてゆく意味が無くなってしまうから 全て終わらせる そう思っていた ただ 貴方の声を聞いて思い出した 貴方のために 歌を唄いたいんだって …

記憶を全部

忘れられない 人はいますか 例えば昔 好きだった人だとか 大切にしてくれた 人だったりだとか 記憶の片隅に 一人くらいはいて 他の誰かと 比べたりしては やっぱり貴方じゃなきゃ 駄目だなって いいところばかり 思い出して 幸せだった事ばかり 蘇っては 本…

殴り書いた壁の文字は

どうしてこんなにも 思いを伝えれないんだろう あの人は出来てて 私には出来ない 今まで当たり前に 出来ていたはずなのに いつの間にか 気が付いた時には 怖くなっていた 何もかもが 何をして 何を望んで 何の為に 生きてゆくのか 今でもまだ 覚えているあの…

心の染み

何よりも 貴方が傍に居てくれたこと 忘れては いないから 身体も心も ぼろぼろになっても 貴方の声で 救われる ちょっとだけ ほんの少しだけ 上手くなった お気に入りの歌も 悲しいはずなのに 苦しいはずなのに 貴方が唄うから 私は救われる

一切を

正しさなんて知らないまま 少しずつ少しずつ歩んできた 満たされることなんて 相も変わらず少なくて いつものように 両耳を塞いでは 見えない世界に 溶け込んで逃げていた 例えば 何かが違う朝を迎えたとしても 気付けない そう思う 例えば どこかで誰かが泣…

止まない泣き声

今まで作り笑いで その場しのぎで生きてきた 私は私なりの 生き方をしてこれなかった 誰の為にもなれなくて 迷惑ばかりかけて 悲しませたり 怒らせたり 大切な人まで 傷つけて ここにいる意味すら わからなくなって 周りのみんなが 羨ましかった 笑っている…

曇りのち晴れ

綴っては消し 綴っては消す 私の人生も 簡単に消せたらなと思うと 手が止まり 何も出来なくなる 都合のいい考え方は もう止めたはずなのに 期待するのも もう止めたはずなのに あの時言われた 酷い言葉も 苦しんでたあの子を 助けられなかったのも たった一…

理想と現実と

もしもまた 生まれ変われたのならば 次は今の私のような人には なりたくはないな 大切な人を守ること 傷つけて悲しませないこと 誰かのためになること 正直になること 後悔だけは したくないから 明日を怖がるような 生き方もしたくはないから 気持ちを素直…

涙と共に

全部消えてしまえば どれだけ救われた事か 上書きじゃなくて 頭の中から全部全部 忘れたいことなんか たくさんあるさ 後悔したこと 伝えなくてよかったこと 酷い言葉言われ 泣いた夜もある 誰だってそうだけれど 誰だってそうじゃない 同じようで違うんだ み…

知らず知らずに

貴方だけにじゃなく 自分にもだよ 素直になれない なれっこないんだ

溶けた記憶

その場しのぎの 嘘で誤魔化しては 誰にも私を 見せることが出来なくて 間違ってることをしてる訳でも 傷つけようとしてる訳でもないのに 正直になれない 自分がいる たくさん辛いことがあって たくさん苦しいこともあって 何も変わらないこんな毎日に 嫌気が…

降り止まぬ雨

誰にも迷惑かけれないなと 平気な顔しては 一人悩み 明日を見ることもできなかった 誰も気にしちゃいないし 誰も気にかけてはくれない 人とはそういう生き物だと 分かった夜だった 大好きだった人にも 会えなくなるし 毎日してたことだって 出来なくなって …

さよなら

痛みや悲しみ 傷も辛さも全部 見せないで笑っているのは もう疲れたんだ 私が変わった訳じゃない ただ笑うのをやめただけ あなたはあなたらしくないなんて 言うけれど らしさって何なのか 私って何なのか みんながみんな 同じだったら 誰も悲しまずに 誰も苦…

分からなくなっては

どうしようもないことの 繰り返しで 何がしたいんだっけ 何処に向かえばいいんだっけ 辛いのは 私だけじゃないのも分かってる でもどうすればいい 誰のせいにすればいい わからないよ 何もかも

居場所を探して

知らなくてもいいことばかり 知りたがる 不安になっては その繰り返し 誰かに助けて欲しかった 優しい言葉だけでも欲しかった でも結局は 傷ついて人が嫌いになって 何にもない生活が 一番に思えて いつの間にか ないものねだりしてるだけだった 好きなもの…

たった一言だけ

誰かの言葉も 誰かの優しさも 少したりとも私には 響かない ごめんねだなんて ありがとうだなんて 本当は思ってないの 分かってるよ 意味の無い言葉だからさ 偽りの優しさだからさ 言わなかったら 相手を傷つけないからさ もう やめにしようよ 優しさってな…

踠く

いつの間にか 生きることが怖くなって 何もしていないのに 涙が流れるようになって 何も出来なくなった 何も出来なかった 人に会うのが怖くて 何かしら理由を付けて 朝を迎えることですら 受け入れられない日々だった 心配されるのが 大嫌いで 人には平気で …

余計な言葉

頭の中で 考えていても いつの間にか ぐちゃぐちゃになって 何を伝えたらいいのか 何が大切なことなのか 分からなくなる 苦しくなる 綴る事も話すことも ままならなくなって 仕舞いには 悲しくなって 自分の事を もっと嫌いになる 誰かの優しさに 気づくのが…

貴方が教えてくれた事

たった一つの 命だって教えてくれた 他に代わりはいないから 貴方にしかできないことがある その言葉は 深く胸に染み込んで ずっと消えない 印になった 手を伸ばしても 届かなくて 悲しみにも 触れられなかったけれど 私は貴方の事が 本当に好きだった 何一…

悔やんでも悔やんでも

自分の気持ちを 伝えれなかったんじゃない 自分が傷つくのが 怖かっただけなんだ だから 伝えられなかった だから 一人泣いていた

願わくば

歳を取るたびに 大人になるたびに 伝えられないことが 多くなって 本当の気持ちは 心のどこかに閉まったままで 何がしたいのか 何のために生きているのかすらも わからないまま 今日をこうして生きている 同じことの繰り返し 一秒が一秒じゃなくなる瞬間 当…

消えない記憶

人は皆 誰かの記憶の中に残り いつか全部綺麗に なくなってしまう 笑顔だとか 声だとか 髪型だとか 涙だとか 生きている間に 見て肌で感じて 記憶の中に 大事に閉まっておく いつかは人は いなくなるもの 貴方がいなくなったら 少しずつ少しずつ 記憶の中で …