その場しのぎの言葉を


ちょっと待ってなんて 言ったところで


待ってくれる そんな世の中じゃない


いつの間にか 大きくなって


気付いたら 責任に押し潰される毎日


理解されなかった宝物は 理解されるだけの建前に変わって


私 そんな人になりたかったんじゃあない


これが社会不適合者だとか 甘えで済まされるのならば


生まれる時代を間違えたのかな ふとそう思う


いつも私の中では焦っていて けれど身体が追い付かなくて


転んでも 起き上がれないことばかり


背負うには重すぎる物が この世界には多すぎる


知らなくてもいい事を 知らないままでいさせて


痛みも喜びも 何も知らないままで


吐き出すんじゃなく 飲み込むんじゃなく


知らないままで いられたら


あの時感じた思いは 無くなってしまう


それでもいい それでもよかった


背負わなくて済むのなら 何だって捧げる


背負わずに済むのなら 私は何も要らない