君を救わなかったこの世界は


私がして欲しくない事を 貴方はするし


貴方がして欲しくない事を 私はする


それをどこまで 許せるか


それを何処まで 耐えれるか


何処まで好きという気持ちで 上手く丸められるか


いくら好きな人でも 少しの言葉で傷ついてしまうし


少しの事で 嫌いになってしまう


いつの間にか 期待してて


絶対を勝手に 作り出してしまう


もちろんそんなはずもなくて 一人で舞い上がっては落ち込んで


無いものに期待しないと ずっと前から決めていたはずなのに


貴方にだけは 期待してしまうよ


ぐちゃぐちゃになって ぼろぼろになって


何も出来なくなった時に 貴方は


私の事を考えて 心配してくれてた


何も出来なかったからこそ 苦しかった


何をどうして欲しいのか 伝えられなくて


そもそも 声すら出なかったから


手を引っ張ってくれた たったそれだけで救われた


そんな貴方みたいな人間に 私もなりたい


困っている人がいたら 助けてあげたい


出来ない訳ではないけれど 自信が無いんだ


あと一歩の 勇気が出ない


意味の無い事だったり 迷惑な事だったり


いらないことまで 考えてしまう


どこまでしてあげたらいいのか 何をして欲しいのか


したことが貴方にとって本当の意味で助かる事なのか


結局は 自分のためにやっていることなんだって


いつの間にか 自分を苦しめている


いつの間にか 貴方を苦しめている