降り止まぬ雨


誰にも迷惑かけれないなと 平気な顔しては


一人悩み 明日を見ることもできなかった


誰も気にしちゃいないし 誰も気にかけてはくれない


人とはそういう生き物だと 分かった夜だった


大好きだった人にも 会えなくなるし


毎日してたことだって 出来なくなって


いつの間にか 動けなくなって


動かない時間の中で 止まったままの貴方を見る


私 気付いたんだ


貴方の隣を歩いていた時 とても幸せだった


貴方に歌を唄っていた時 とても幸せだった


二十三年生きてきて 毎年寂しくなる季節があったけれど


貴方と過ごした冬は 少しも寂しくなかった


冷たくなって かじかんだ小さな手を


温めてくれていたから ずっと離さなかったから


私は私のままで いる事ができた


それなのに それなのに


今日もまた訪れる 泣きたい夜がまた訪れる