踠く

 

いつの間にか 生きることが怖くなって

 

何もしていないのに 涙が流れるようになって

 

何も出来なくなった 何も出来なかった

 

人に会うのが怖くて 何かしら理由を付けて

 

朝を迎えることですら 受け入れられない日々だった

 

心配されるのが 大嫌いで

 

人には平気で 嘘をついて

 

心の底から 信用なんて出来なかった

 

誰もが 偽善者に見えた

 

傷つくのが 嫌だったから

 

誰も信じなかった 誰にも期待しなかった

 

失うのが 怖かったから

 

大切な人ですら 傷つけた

 

臆病者な私には 何も出来ない

 

それでも明日は やってくる

 

どうしたらいいのか わからない日々を過ごす

 

誰も悪くないから 悲しいことだってあるんです

 

誰も悪くないから 辛いことだってあるんです