生まれてすぐに壊れて消えた

 

少しばかり 遠回りをしていた

 

何でもないことだったのに 何にもないことだったのに

 

いつの間にか 進む方向を間違えたみたいで

 

誰もそんなこと知らないし 誰にも教えてなんかないし

 

いつか一週廻って 笑い話になるねなんて

 

本当は 信じていなかったよ

 

落ち着いて 深呼吸をして

 

深い深い 眠りにつく

 

そのまま 動かなくなったらだとか

 

目が 覚めなかったらなだとか

 

いつも思うことは おんなじで

 

それでも朝は やってくる

 

望んでもいないのに また会って

 

また会いたい人は いなくなって

 

すれ違いなのか 思い違いなのか

 

叶わぬ夢なのか 願っていない事なのか

 

何がなんだか わからない

 

今の思いは 今しか表すことが出来ないから

 

不器用なりに 少しずつでも

 

届けたい 届けたい

 

しゃぼん玉のように 飛んですぐ消える

 

そんな 生き方も悪くない

 

その中で なにか一つだけ

 

思い残せることがあるのなら

 

それでいい それだけでいい

 

誰かにその姿 見ていて欲しいだけなんだ