できるだけ長く


また気付いたら あの歌を聴いていた


多分貴方がいなくたって そんな言葉から始まる歌


誰に対してなのか 私自身もわからないまま


ほんの数分間 音に浸る


何でもないことで 傷付いて


ちょっとの事で 沈んで


ああ また始まった


苦しことばかりじゃないよ 楽しいことだってあるよ


そんな事 言ってる人もいたっけな


何故だかその言葉は 私にはつき刺さらなくて


いつの間にか 消えてなくなった


脈の打ち方は 生まれた時と同じ


けれど 考え方や人との接し方は変わっちゃう


それが当たり前だけれど 受け入れられない自分がいる


私は貴方の思いを 蔑ろにしている


それに気がついて 嫌いになって欲しい


二度と会わないって 顔も見たくないって


叱って怒って 目の前からいなくなって欲しい


私に出会わなければ 幸せだったろう


私に関わらなければ 幸せだったろう


何でこんな風に なっちゃったんだろう


ああ また朝が来る 望んでもいない朝が来る


多分貴方がいなくたって 世界が止まることはない


貴方は私でもあること それで救われるんだよ本当さ