殴り書いた壁の文字は


どうしてこんなにも 思いを伝えれないんだろう


あの人は出来てて 私には出来ない


今まで当たり前に 出来ていたはずなのに


いつの間にか 気が付いた時には


怖くなっていた 何もかもが


何をして 何を望んで


何の為に 生きてゆくのか


今でもまだ 覚えているあの言葉


むりをして 生きていても


どうせみんな 死んでしまうんだ


ばかやろう


幼い頃に読んだ 生死の話


あれから何一つ 変わっていないような気がして


大人になれば 何だってわかるような気がしていた


でも実際は わからないことばかり増えていく日々


当たり前の事もなんだか よく分からなくて


分かったふりを していただけだったのかもしれない


結局私は 本当の私ではない


もう なんだっていいや


もう どうなったってもいいや


些細なことで 傷つくのはもう疲れたよ


明日を望まぬ そんな今日を過ごす