曇りのち晴れ

 

ずっとずっと 抱え込んできたものがある

 

誰に対してなのか 何に対してなのか

 

上手く説明することは できないけれど

 

私にはある 心の奥底に

 

あんな景色は もう二度と見たくはなかった

 

何も知らないくせに 何も知らないくせにって

 

叫んで叫んで叫んで 声枯らしていた

 

でもその言葉は 誰にも届かず

 

いつものように 仮面被ったままで

 

私は 私でなくなる

 

好きだった物まで 嫌いになって

 

これじゃあまた同じだって 繰り返しているだけだって

 

何をするのも怖くなって 好きな人の話を聞くことさえも

 

無理なんかしてないよ 苦しくもないよ

 

ただ空回りしてるんだ そのばしのぎの言葉ですら

 

少しずつだけれど 分かっているんだ

 

あの景色は 消えたいと願ったあの日の私と

 

同じ色をしていた 同じ匂いがした

 

晴れ間は見えない それでも今も尚