心が忘れない


優しくしてもらうことに 憧れていた


助けてもらったら ありがとうとか


迷惑かけちゃったら ごめんなさいとか


思いやりのある人と 一緒にいられたらなって思ってた


誰にでもいい顔するのは 得意ではないけれど


誰にでも優しくする事で 優しくしてもらえると思ってた


見返りや期待はしてなかった するはずもなかった


ただ いつか私も優しくしてもらえたらな


たった一回でもいいから 思いやりのある言葉をかけて欲しい


それだけが 私の願いだった


忘れないなんて 無理なんだよ


それくらい 貴方には優しくしてもらった


声が枯れたら またここで会おうって


伝えるのも 遠い日の話ではなくて


優しさに潰される度に 貴方のことを思い出して


悲しみに触れる度 貴方とのことを思い出す


私は遠い遠い 旅に出ます


後ろばかり見る日々だって 今よりもっと増えることでしょう


いつか貴方に どんな姿になっていても


想いを伝えるための 歌を唄うよ


身の丈にあってなくても 苦しくて明日を見失っても


また会えると信じて 歌を唄うよ