目を閉じても


結局は 誰かの真似事だったんだ


私なりだとか 私だけのだとか


あるようで 無いのかもしれない


そんな自分に 嫌気が差して


誰かに 分かって欲しかった


側にいる人じゃなくても 助けて欲しかった


本当は身体にたくさん 傷を付けたかった


痛さでごまかせるものならば 何だってしただろう


でも出来なかった どうしようもないって分かったから


だから誰の事も考えず 命を二度捨てようとした


なるだけ身体が綺麗なままで 最後の時まで苦しくないよって嘘付いて


自分にも嘘付きながら死ぬなんて おかしい話だけれど


それが私なりの 死に方なのなら


幸せだと 心の底から思えるだろう


これからも 周りに迷惑をかけるのなら


あの日で 最後にすればよかった


これ以上は もう重いんだ


私ですら 抱えきれない私


動かなくなって 動けなくなって


大切な人も 傷付けて


何がしたいんだろうな 何が出来るんだろうな


こんな苦しみを味わう為に 生まれてきたのかな


それなら もういりません


これから先は もういりません